以前は別の仕事をしていましたが福祉業界へ転職し、寿幸苑で働き始めて2年になります。
この仕事に就いてからご利用者さまと接する機会があり、さまざまな経験をさせていただいているなと感じます。
これからも自分自身が人間的に成長して、ご利用者さまに過ごしやすい環境を提供できるように心掛けていきたいと考えています。

ご利用者様には日々の暮らしの中で「ご自身でできること」を増やしていただけるように、レクリエーションを通してふだん使わない身体の箇所を動かしたり、ご自身でできることはご自身でしていただけるように見守りながら促したりしています。
その中で見えてくる課題に対しては、その方の居室を担当する介護士とコミュニケーションを計りながら、レクリエーションを取り入れながら試行錯誤を続けています。

サボテンの花ケアマネジャーの安東と申します。この法人に入職してから10年以上が経ちました。法人の全事業所を周って仕事をさせていただき、今勤めているグループホームサボテンの花は立ち上げ時から業務に当たらせていただいています。
サボテンの花の理念にもあるように「ご利用者様がその人らしい『生き方』『暮らし方』ができて、ご利用者の心に花が咲くように、温かい心を持ち続けて支援させていただくこと」を胸に仕事に向き合っています。
“サボテンの花はなかなか花が咲かない”ということで、なんとか認知症のご利用者の心に花が咲くようにスタッフ一丸となって頑張っていきたいと思います。

サボテンの花では、認知症と共に「生きる」ご利用者様が入居されています。集団生活の中でも「個人としての生活リズム」「生活環境」を大切にし、それぞれに合った環境を主に日々業務をしています。
ご利用者1人1人、生活歴も違い理解することに戸惑うこともありますが、その方に合った生活を探しながら業務に努めています。長年歩まれた人生について、介護職員がさまざまな記録、記憶、情報をもとに寄り添います。難しく困難なことばかりですが「その人らしく」を念頭にこれからも頑張っていきたいです。

仕事上ではご利用者様から与えていただくものが多く、笑顔は特にモチベーションの向上に繋がり やりがいを感じています。
介護職員としての経験はまだまだ浅いので、勉強、成長の日々を積み上げ、ご利用者様の笑顔に多く携われる職員を目指したいと思っています。

ライフェル駒川で介護士として働く傍ら、コミュニティスペース「イマ」で黒板アートを描く活動をしています。
黒板アートをしようと思ったきっかけは、“入居者様が知っている職員が描いた方が喜んで貰えるんじゃないかな”と思ったからです。ふだん部屋にこもり切りになってしまっている方も完成したらわざわざ見に来てくれたりして、そういう反応を見たり聞いたりすると嬉しいですし、やりがいを持って描かせていただいてます。
最近では職員や入居者様からのリクエストを参考に、季節にあった絵を描いたりしています。
介助以外の面でもみなさんに楽しみを持って生活していただけたらと思っています。

“普通の暮らし”がしたい。でも、自分の力ではどうしようもない人がいる。福祉の役割は、そんな人たちにとっての“良き隣人”であることだと思っています。ただの隣人なので大きなことはできませんが、横から「大丈夫かなーって」心配しながら時々手を差し伸べることもする。そういう距離感を保つことが大事だと思っています。
いまはどんどん福祉を必要としている人が増えてきています。何が問題で私たちにできることは何かを考えながら、前に進み続けたいと思っています。

ライフェル駒川の職員として、入居者様には日々の暮らしに安心を感じていただくだけではなく「自分らしく暮らして頂けること」「ライフェルで生活できて良かったと思って頂くこと」を目標に、日々のケアに携わるようにしています。
お歳を重ねて身体が衰え入浴や食事・排泄等が不安になっても、周りの支えを受けながら少しでも入居者様に自分らしい暮らしを継続していただけるように、ライフェルでの生活の中で入居者様の一番近くで寄り添う存在として入居者様の暮らしを支えていきたいと思っています。

ライフェル駒川は、1階のコミュニティスペース「イマ」でさまざまなレクリエーションをしています。そのひとつでもある「編み物の会」では、初心者の私に入居者様が丁寧に編み方を教えてくださり、ベストを編むことができました。
多趣味の方も多く、ライフェル駒川の廊下には入居者様が描かれた作品が並べられていて美術館のようになっています。その絵を見ながら入居者様同士がお話をしたり、家族様も“すごいね”と感動したり。人と人との繋がりを作り、ライフェル駒川を「我が家」のように思っていただけるように心がけています。

ご入居くださる方は、寿幸苑で暮らすことを望まれる方々ばかりではありません。 なので、入院先から施設に帰ってこられた時に「あ～っ、やっと帰れたわ。嬉しい～」というお声を聞くと私たちも嬉しくなります。また、時には人生の先輩であるご入居者に悩みを相談して知恵を拝借し、元気をいただく職員もいます。
私たちは、ケアする側・ケアされる側という関係ではなく、かけがえのない隣人として共に支え合い喜び合う間柄でいたいと考えています。