職場や家庭でささいな言葉・態度に傷つき、「自分の居場所がない」と感じてしまったことはありませんか? 歳をとって、仕事や家族を失ったときも、そう感じるかもしれません。居場所はなくてはならないものなのに、すぐに生まれたり、なくなったりする不安定なものです。誰だって生きていくためには「自分の居場所」を感じることが必要不可欠。私たち浪速松楓会は、利用者さんだけではなく、ご家族や職員、地域の方も「自分の居場所」を感じられる毎日を目指しています。
浪速松楓会で働く一人ひとりが何かに夢中で取り組むためには、安心して働ける環境が必要です。「怒られるかもしれない」「自分なんかが」と萎縮することなく、職員みんなが、感じたことや悩んでいること、弱みでさえも正直に受け止め、口に出すことができる。そんな状況が生まれることで、自分が次にチャレンジしたいことも見えてきます。浪速松風会は、その実現を後押しできるような職場を目指していきます。
利用者さん、ご家族、地域の方々、ともに働く仲間たちなど、関わるすべての人や活動に対して誠実に向き合い、対応することで、互いに支え合える信頼関係を築きましょう。
困ったときはお互いさまです。もしも自分や家族、友だちだったら……と想像し、いつでもまわりの人の様子を気にかけ、困っている人を見つけたら助ける姿勢を忘れずに。
現場の「あたりまえ」にとらわれず、浪速松楓会のミッション・ビジョン・バリューの実現に向け、毎日の業務やルールのより良いかたちを常に問い続けていきましょう。
自分に起きた体験を起点にして、自分が大切にする価値観や無自覚であった信念・思い込みなど、自分の内面に気づき、それを学びにつなげていきましょう。
年齢や立場にかかわらず相手に関心をもち、ありのままの言葉を受け取ること。同調や評価でなく、理解することを大切にして、意見や想いを伝えやすい関係を築きましょう。
はじめる前から「できない」と決めつけることなく、まずは挑戦してみましょう。実践して、ときには失敗をしても、そこから学びを育み、成長することを大切に。
浪速松楓会のロゴマークは、ゆらゆらした砂の中でもしっかりと根を張り、居場所を作っている木を表現しています。
浪速松楓会の「浪速」は、大阪市浪速区のように今の難波付近の地名が由来となっています。
難波付近は昔は海岸であり、砂の上に作られた街でした。
砂の上は雨や風で絶えず形が変化するような不安定な場所であり、自分の場所を築きづらい場所だったと言われています。
私たち浪速松楓会は、何らかの理由で居場所を見つけづらくなった人に対しても居場所を作っていきたいと考えています。
その気持ちをこめて、新しいロゴのマークに表しました。